退職を考えたから読んでみた
今の会社に転職して8か月が過ぎた。
最初の1週間で何かが違う・・・
空気がおかしい・・・
というのは、残業が少ない職場が醸し出している空気では無い。。。
配属される部署には入社前に1人退職しており、入社後も1人退職した。
この職場ヤバいかもと、そこからは答え合わせの日々でした。
タイムマシンがあれば戻りたいとも考えたり(笑)
通勤時間は睡眠に充てないと身体が持たず、読書などできない日々。
仕事の合間に行った転職活動で、ようやく働いてみたいと感じれた会社と出会えました。
本書は退職者を出さないための内容ですが、いざ自分が退職するにあたり、会社側はどう考えるのかを知りたく購入してみました。休日にTVに流れる転職に関するCMの多さ、年々転職の壁は低くなっているように感じます。人が転職すればエージェントが儲かる。転職業界ではかなりエージェントも増えているように感じます。
本書の内容
いま部下が辞めたらヤバいかも・・・と一度でも思ったら読む、という副題。人を採用するコストもバカになりませんから、この転職のハードルが下がった時代では、離職者を出さない職場づくりも経営にとって大事だと思われます。
第1章 離職を決意する4つの心理的要因
第2章 生存欲求 労働環境を整え、離職を防ぐ
第3章 関係欲求 人間関係による離職を防ぐ
第4章 成長欲求 意欲の高い部下の離職を防ぐ
第5章 公欲 やりがいを持たせ離職を防ぐ
第6章 年代別、意欲・能力別の離職の要因と対応
第7章 離職を防ぐため会社に求められる対応
第8章 部下と向き合う前に自分と向き合う
マネジメント層に求められること
部下を持つマネジメント層、プレイングマネージャーだとかなり忙しい日々を過ごしているだろうと思います。部下への気配りが不足している場合も。いま部下が辞めたらヤバいかもと思わなくても、部下がどのように考えているかを知るためにも本書を読むことをお勧めします。
「ちょっとお話が・・・」と部下に声を掛けられてから引き留めは、大概の場合が次の職場が決まっているでしょうし引き留めることは難しいと思いますので。
また、職場の問題について、長年いるマネージャーは気付いているでしょう。しかし抜本的な対策は行わず、臭いものに蓋をしても匂いが漏れ出していて問題の解決はできていない。。。
これだとダメですよね。
転職、退職について考える
人手不足で求人は沢山あります。ですがなかなか良い人が採用できない。
それはなぜでしょうか?
他社との比較が客観的にできていないのでは?
遣り甲斐を重視する人はいますが、全員ではないでしょう。
経営者のおかしな思い込みで採用がうまくいかないとか、離職者が定期的に発生するとか、一度自社の行動を見直してはどうでしょうか?
書店では転職や退職、職場の問題についての書籍が沢山あります。採用、離職についての重要度は年々上がっているように思います。