東野圭吾さんの「麒麟の翼」を通勤中に少しずつ読んでいましたが、
この休暇を利用して一気に読み終わりました。
この作品で一番響いた事は、加賀が教師の糸川に怒りをぶつける場面です。
過去に糸川が生徒達に対して、過ちを犯してもごまかせば大丈夫という事を教えてしまったため、
生徒はまた過ちを犯しても、ごまかせば済むと考えるようになってしまったという事。
なんか実社会でもありそう、というかありますよね(苦笑)
しかし会社とかで上の人が過ちを犯していても、
下の物は指摘しにくい。。。
だからこそ、上の人には正しい行動をして、下の者も見本になるように
していただきたいですね。
この「麒麟の翼」は映画で観たのでストーリーは知っていたのですが、
大概の本と同じように、TVとはまた違った表現、感覚がありますね。
元々東野さんの作品は「ガリレオシリーズ」が好きで読み始めたのですが、
新作のガリレオが待ちきれないため、「加賀恭一郎シリーズ」に
入ってきました。
加賀恭一郎シリーズはTVドラマ「新参者」で知ったのですが、
今年に入って「祈りの幕が下りる時」を読んで、加賀恭一郎の
原点が分かったのを切っ掛けに、TVでは観ていた「新参者」「赤い指」も
小説を購入して読了。
「赤い指」はなかなか酷いストーリー(苦笑)なのですが、
考えさせられますね。
ガリレオシリーズの「真夏の方程式」もなかなか酷いストーリーなのですが、
夏休みの舞台と、このGWの連休気分が重なり、また観たくなってきました。