村上世彰さんの生涯投資家を新聞広告で見かけてから、
これは読みたい!とすごく惹かれました。
通販では待ちきれず、近くの小さな本屋に行ったのですが置いておらず、
わざわざ大きな本屋まで行き、購入しました。
村上ファンドの村上さんといえば、物言う投資家の代名詞、
一時期はホリエモンと毎日のように、メディアで取り上げられていました。
しかもイメージとしては、悪い方の取り扱いだったと思います。
資本主義の中、安く買ったものを高く売って儲けるのは、
決して悪い事ことでは無く、普通のことだと思います。
私としてはすごい額のお金を動かしていた、村上さんには憧れがあります。
逮捕されてしまったのは残念ですが、目立ち過ぎてしまったのではないのでしょうか。
その点については、日本という国が怖い気もします。
この本を読み始めると、
会社を休んでも読み続けたい!(笑)と思わさせられた、
久々の本でした。
付箋もいっぱいになっちゃいました。
村上ファンドに限らず、ファンドとは、株を買って高く売って儲ける。
そしてファンドの出資者へリターンを行う、と単純にそう思っていました。
村上さんが元お役人さんだったとはこの本で初めて知りましたが、
まさかコーポレートガバナンスの浸透と徹底を目的に、
物言う投資家として活動されていたとは、思ってもいませんでした。
メディアの上っ面の情報だけでは、この事が分かりませんでしたので、
この本を読んでみて驚きました。
村上さんの投資に対する考え方、今までの事件?の内容がこの本には書かれており、
最初に広告を見て感じた通り、大変面白い内容の本でした。
今のところ、私にとって今年一番の本です。
村上さんの姿は表紙にある、メディアを騒がせていた当時のエネルギッシュな姿の
イメージで止まっていましたが、巻末のカバーには最近の村上さんの写真もあります。
髪は白くなられていますが、まだまだエネルギッシュな感じですね!